このアスペルガー症候群に関わる妄想用観念が表だった犯罪に結びつくケースは稀かもしれませんが、家庭内におけるDVに結びつくケースは結構あるのではないかと思います。

私は元夫(高機能自閉症・塾講師)がそのような状態になったとき(仕事に行けなくなってしまった3年の間の一時期)、かなり生命の危険を感じるような事態に遭いました。

その時感じたことと京都の事件がかなりだぶるところがあります。元夫の場合で考えたのは、自己評価が極端に低いまま成長した自閉症スペクトラムの人物が、何らかの理由で急激に高評価が与えられる事態になった後、それを脅かす何かが出現した場合、その脅かすものに対し、極端な憎悪(消さねばならないというような)が妄想用観念と同時に出現したのではないかということでした。

私の遭ったケースでは、たまたま家庭内でしたのと実害がなかった(アザ程度はあったし、もう少しで死ぬところでしたが…刃物沙汰も何度もあったし)立件することもなく、その後妄想用観念も収まり、ただ離婚するに至りました。

なんとなくの勘ですが、京都の事件もこと自己評価の部分で似たような背景があるような気がしてならないのです。

犯罪やDVにつながるケースでは、受験学歴と「できる仕事」と自己評価の落差と急激な環境(周囲の評価)の変化あたりが着目ポイントになるのではと考えます。


狸穴猫さん、コメントありがとうございます。
アスペルガー症候群を持つ人の家庭での適応についても、だんだんと取り上げられてくるようになっていますね。ご指摘のようなDVの問題や、子どもの虐待に関してなど、これから考えて、対応していかなければならない部分でしょう。
自己評価あるいは他からの評価の毀誉褒貶は、確かにいろいろとでこぼこの多いアスペルガー症候群の方ではおこりやすいでしょうね。それが様々な不適応行動につながるということもありそうな気がします。
結局は、周囲の人もご本人も、ある程度早い時期から、その人の特性を理解してことにあたっていくという、いつもながらの結論になるのかもしれません。


初めまして
 アスペルガーの子供を持っていますが、彼らの「生真面目」さも、暴力という点に限れば、妄想以上に一般の人々からは理解されない危険性をはらんでいるのでしょうね。
 自分に正義があると感じた時に見せる彼らの行動は、一方的な正義感で凝り固まっており、コミュニケーションが阻害された為に起きる総合的な判断の欠如や物事を総合的な視点で捉えらえるといった彼らには不向きの特徴を、さらに強調さえしているようにも思えます。

 しかし、彼らと一般の人々との違いを危険性として上げればきりがなく、逆に彼らにストレスだけを与え続ける現代の社会機構はどうなのでしょうか。マスコミの報道も昔に比べればましになりましたが、根底にある現代社会の病理まで追求しないと、この問題の真理にはほど遠いようにも思えます。


じげんさん、コメントありがとうございます。

正義感や生真面目さが、場合により不適切な行動につながりやすいということは、確かに考えなければ行けないでしょうね。それが犯罪と関連することはそれほど多くはないのだと思いますが。自分の正義感や生真面目さをうまく活用できず、自分で自分の足を引っ張っている状態からうまく抜け出すために、コミュニケーションスキルの習得や適切なアドバイスが役に立つのだと思います。

僕は広汎性発達障害をもつ人による犯罪に関して、あまり「心の闇」とか「根底にある現代社会の病理」とかを持ち出さない方がいいのではないかと思っています。実は少年犯罪一般について同じことが言えるような気もしているのですが。こういう文脈で引っ張り出してくるのが適切なのかどうかわかりませんが、「 自閉っ子、深読みしなけりゃうまくいく」のではないかと思っています。


Name:

Email:

URL:

Comment:  ? 

 

Commenting by HaloScan