今回の調書漏洩事件の公判で、『草薙さん「弁護側の主張に協力」 閉廷後に会見』(47NEWS)という記事もありました。
http://www.47news.jp/CN/200901/ C...1401000705.html

草薙氏は、
『「著書で情報源が特定されるとは思わなかった」「わたしは逮捕、起訴されても構わない。崎浜被告を自由にしたいとずっと考えていた」と話した』、
『事件を契機に情報提供者が萎縮するのではとの問いには「取材しにくくなる可能性はある」としながらも「全員が萎縮するとは思わない」と答えた』そうです…。

話は変わりますが、1月9日の毎日新聞岡山版に、「きび談語:警察に逮捕された容疑者が…」という記者によるコラムが載っていました。
http://mainichi.jp/area/okayama/ ...070486000c.html

このコラムの書き出しは『警察に逮捕された容疑者が軽度の知的障害者だったと報道された事件に関して、知人からこんなメールをもらった。「障害への理解が浅はか。なぜ社会的な支援から漏れてしまったのかが大事なのでは』となっているのですが、
このメールを送った「知人」である編集者の方が自身のブログでこのコラムに自身の送ったメールが取り上げられたことが書かれ、このコラムを書いた記者に実際に送ったメールが引用されています。
http://ameblo.jp/hiromiyasuhara/ ...0190463929.html

この二つを合わせて読むと、コラムに書かれている知的障害者の事件報道での問題点がよりよくわかると思います。

あと、私の気のせいかもしれませんが、最近私が情報提供しましたサイトがAFCPさんのブックマークに登録されていないようですが、登録しても結構です。
(AFCPさんが私のコメントのお返事を書く前にサイトをブックマークに登録しても結構です。)


上記の私のコメントの続きですが、1月15日の朝日新聞奈良版には、草薙厚子氏の証人尋問での発言が時系列に書かれています。
http://mytown.asahi.com/nara/ new...000000901150003


こういう時代遅れの感覚の持ち主のオバハンライターが、後続の取材を困難にしていくのですよね。
自分がクビをくくっても、ネタ元を死守できないなら、ハナから取材なんてするなという感じです。


管理人さまこんにちは

なぜ今になって情報源を?という疑問ですが、検察は草薙ー崎浜間の「不適切な」(なんのことかおわかりですね)情報供与を立証しなければ勝つ見こみはないので、ここで草薙氏がゴメンナサイすることは、崎浜先生にとって明らかに有利と考えます。鑑定医が善意からジャーナリストの取材を受けることになんら悪いところはありません。

そういうわけで「検察側証人」の草薙氏はむしろ弁護側から猛攻撃を受けてますが、袋叩きにあうとわかって証人に立つ彼女はある意味アッパレと言えましょう(ローマへ向かうパウロみたいなもんです)。

まあ小生は草薙氏に同情的過ぎるかもしれず、彼女にも問題はおおありですが、しかしそれでも講談社の調査委員会は万死に値します。草薙氏が情報源をまだ秘匿していた時点で、講談社の内部資料から情報源を公表してしまったのですから、彼女が講談社の姿勢について愚痴りたくなるのも無理ないでしょう。

この点をスルーして草薙批判を展開する新聞を筆頭とするメディアの姿勢の醜悪さには目を覆いたくなりますが、医療関係者にとっては、メディアリテラシーを高める上でよい練習問題になったといえましょうか。要するに今の日本のジャーナリズムは壊滅しているということです。


先日お伝えしました秋田の事件の件の続報です。

1月19日の公判では、弁護側の精神科医による「意見書」が証拠採用されたそうです。
1月20日の朝日新聞秋田版には、
『弁護側は意見書をもとに「被告は発達障害の傾向があり、相手の気持ちを察するのがとても苦手。冷酷だから反省しないのではなく、どう反省したらいいのかわからない」と指摘した。』
と書かれていました。
http://mytown.asahi.com/akita/ ne...000000901200001

また、同じ朝日新聞の秋田版の1月17日の紙面では、証拠採用が却下された、弁護側の臨床心理士の教授による「精神鑑定書」と、被告からの手紙について書かれていました。
記事では、この教授が被告の手紙について『「不利な表現もあって、手紙が意図的にうそをついているとは思えない。善悪の判断能力が幼稚化している部分は、広汎性発達障害の特徴。』と話したことが書かれています。
http://mytown.asahi.com/akita/ ne...000000901170001

1月20日の読売新聞にも同じような記事が載っていたのですが、この記事では同じ教授が
『「反省がみられないような記述は、(父親からの)虐待による発達障害で善悪の判断ができないためとみらえる。何を反省すべきかわからない中で苦悩している」と分析している。』
と書かれていました。(虐待による発達障害!?)
http://www.yomiuri.co.jp/nationa....htm? from=main4


上の私のコメントの追記ですが、紹介しました1月20日の読売新聞の記事の詳細版が、1月21日の読売新聞秋田版に載っていました。

全国版の記事では
『反省がみられないような記述は、(父親からの)虐待による発達障害で善悪の判断ができないためとみらえる』
となっていたものが、秋田版の記事では
『反省が見られないような記述は、(父親からの)虐待で悪化した生得の発達障害が原因で、善悪の判断が幼稚になっているためだろう』
になっていました。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan...- OYT8T01213.htm


このエントリ内に5回もコメントをしてしまい申し訳ありません。

読売新聞医療面の「医療ルネッサンス」の「発達障害」の連載が1月26日に終了し、以下の読売新聞サイト内のページに全7回分が掲載されました。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/m...ryou/medi/ renai


このエントリ内の、6度目の私のコメントになってしまい、大変申し訳ありません。


最高裁判所のHPに、「最近の判例」として、大阪府八尾市の知的障害者の被告による幼児投げ落とし事件の判決文が全文掲載されました。(PDFファイル)
http://www.courts.go.jp/hanrei/ p...90122132208.pdf

判決文には被告の知的障害や精神障害などについても詳しく書かれていますが、その中は、次のような一文もありました。
『 なお,弁護人は,被告人には,知的障害以外に特定不能型広汎性発達障害の精神障害がある旨主張するが,K鑑定人は,人恋しく,俗世間への興味も旺盛で,細やかに気を遣い相手の顔色を窺うという被告人の対人的能力を分析した上,それらのことは広汎性発達障害の特徴と相反するものであると結論づけており,その説明は十分合理的といえ,被告人の主治医であるF病院の医師Lの公判供述とも整合していることなどに照らすと,被告人に特定不能型広汎性発達障害があるとはにわかには考えられず,本件犯行がその影響によるものとみることはできない。』
この判断はどうなのでしょうか?


Gravatar みどり色さん、いつもありがとうございます。
なかなか更新もコメントもできませんが、お気になさらず情報をいただければと思います。八尾市の件はなかなか興味深いですね。


Gravatar くろーばーさん、コメントありがとうございます。
確かにこの事件の前後で、全国の児童精神科医のマスコミに対する接し方は多少変化したのではないかと思います。


Gravatar 久保田泰考さん、いつもありがとうございます。
次のエントリに、コメントを全文転載させていただきました。


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