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Gravatar どうも、エントリーの趣旨に反してちょっと科学論から外れますが、東君は本当に誤解を招くのを承知なら別の例を出してほしかったですね。「ソ連の強制収容所は普通の刑務所」とか「「収容所群島」はでっち上げのフィクション」とか。ソルジェニーツェン論でデビューしたことなんか知らない読者は多いでしょうから。それでこそ誤解を恐れないといえるでしょう。

 支持率が地を這っている状況が続いてるウクライナの大統領が30年代の飢饉はウクライナ人に対するジェノサイドだったとトンデモなことを言い出して、ソルジェニーツェンがボルシェビキなみのでたらめだと批判してますから少しは考えてもいいはずなのですが。


http://b.hatena.ne.jp/entry/http...0519/ 1211196978
 のブクマコメントですが
>kmiura 「誤配」の概念は真底まで徹底的・一般的に断片化する情報空間の政治性を予見できなかったという点において再考されるべき、なのだろう
 これはまったく正当な指摘だと思いますが、実は10年近く前に鎌田哲也さんがした指摘なんですね。まあその辺をきちんとわきまえているはずの北田さんと組んでも何にも変わんなかったということでちょっとげんなりしますね。天然と片付けるのはまずいですし、さらにこの数年で(一部のネットと論壇で)一定の合意が地道な努力でできたかに思えるだけにこの事件をどう考えるか厄介です。

 あと、東君の発言をどうしてソーカル事件と比べないんですかね。ソーカル(自身ではなく)事件好きのかたがたは。  


Gravatar >東君は本当に誤解を招くのを承知なら別の例を出してほしかったですね。

あ〜あのエクスキューズね。その実、大して反発なんてあるまいと高をくくってたんじゃないですか。だから大塚英志にきちんと批判されるとパニクったわけでしょう。
「あえて」とかなんとかどうカッコつけようが彼が「南京大虐殺」を選ぶこと自体が極めて政治的であって、そのロジックはラーゲリを例に出すことを排除してるわけです。白々しいったらありゃしないですよね。

>さらにこの数年で(一部のネットと論壇で)一定の合意が地道な努力でできたかに思えるだけに

これは何についての「合意」なんでしょうか?

> あと、東君の発言をどうしてソーカル事件と比べないんですかね。ソーカル(自身ではなく)事件好きのかたがたは。

欧米だったらけっこうなスキャンダルになるはずですけどね。それなりに論壇で名の売れている論者が
ホロコースト否定論とホロコースト研究はどっちもどっち、なんてこといったら……。


Gravatar >そのロジックはラーゲリを例に出すことを排除してるわけです。
 そうなんですが、東浩紀は私の世代ではソルジェニーツィン論のデビューがかなり衝撃的だったんです。実際彼の文章の中で最もいいものの一つです。ですからウォッチャー(笑)にとっても彼個人にとってどうでもよくない事例なんですね。まあ、パフォーマティブに自分の理論を自分で証明するにはこれを出してはじゃいけないわけですが…。ですからどうせなら

>ホロコースト否定論とホロコースト研究はどっちもどっち、なんてこといったら……。
 これをやってほしかったというのが正直な感想です。

>これは何についての「合意」なんでしょうか?
 否定論や陰謀論(張作霖爆殺はコミンテルンの陰謀とか)は学術的には論外だという合意です。水伝が論外であるようにです。科学論論争は一応は水伝や江原啓之が学術的には論外だという前提がありますからこの点で共通してるはずだったんですが。


Gravatar >そうなんですが、東浩紀は私の世代ではソルジェニーツィン論のデビューがかなり衝撃的だったんです。

これ、記憶にないんですよねぇ。言われたらそんなことがあったような気がしないでもないんですが。

>否定論や陰謀論(張作霖爆殺はコミンテルンの陰謀とか)は学術的には論外だという合意です。水伝が論外であるようにです。

了解しました。私が言わんとしていたことと同じですね。
社会科学であれ自然科学であれ、専門家と呼んでよい人びとの間で争いがあるようなイシューがあるということと、専門家がまともに相手にしないようなデンパをしつこく発信し続ける素人がいるという自体とははっきり区別されるべきですからね。


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